2015年05月25日

福岡・大濠の新規開店絶品イタリアン「ステファノ・エ・トモコ」


大濠公園という場所は、かつて福岡湾の入り江から福岡城の外堀に続く
広大な水路を明治時代に埋め立てたもので、
現在では市民の憩いの公園として休日には多くの人で賑わっています。


位置的には、爺の勤務する「赤坂」の一つ西側の駅で、天神や博多といった
中心部からも近いけれども程よく離れた場所にあり、
住環境としても、周辺には高級住宅地が点在しています。

東京で例えると代々木公園のような位置づけでしょうか。


ここからほど近い場所に、4月に新しいイタリアンの店がオープンしました。

爺のADV(アカデミーデュヴァン:ワインスクール)の
資格受験時代の同級生とそのご主人が切り盛りするお店で、
屋号はご主人と奥さんの名前をそのままとって
ステファノ・エ(と)・トモコ」です。

私は4月から5月の連休はバタバタしていて、なかなか行けなかったのですが、
先日ようやくお邪魔してきました。


ご主人のステファノさんは、シチリア生まれの生粋のイタリア人で、
イタリア・日本の星付きの名店で修行した方です。

東京でも、八重洲にあった「カノビアーノ」や私もよくお邪魔した
半蔵門の「エリオ・ロカンダ」でスーシェフをやっていて、
私はエリオに彼を尋ねて行ったこともあって旧知の関係です。

奥さんのトモコさんはワインスクールの同級生でしたから、
一時期しょっちゅう一緒に飲んでいましたので、好みなども
お互い多少はわかっている間柄。

そんな二人が開いたお店なので、魅力的でないはずがありません。


ロケーションは、福岡のメインストリートの一つ「昭和通り」から
10メートルほどわき道に入ったところで、便利かつ静かな場所です。

外観は、イタリア料理店につきもののイタリア国旗などは無く
シンプルでシックな印象。

外から見ただけでは何の店かわかりません。こういうのはお洒落ですね。


店内はテーブル席4セットとカウンター席が6席程度で
こじんまりとしており、サービスが行き届くちょうど良いサイズと思います。

カウンターも、私のように一人で行く人にとってはとても有り難い設備です。


                          <店内の写真>

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こちらのお店のメニューは、昼も夜も「お任せコース」1種類のみ(昼3500円、夜6500円)で、
苦手な食材を聞いたうえで、その日に仕入れた食材でステファノ・シェフが腕を振るいます。

奥さんのトモコさんと数年ぶりの再会を喜び合い、早速ディナーの始まりです。

彼女と知り合った当時から、彼女は既にイタリアワイン通でしたので、
ワインは彼女のセレクトに任せておけば間違いありません。


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スターターの泡はカ・デル・ボスコ。

フランチャコルタの代表格で、私も大好きな泡です。


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お料理の前にまずは数種類のパンが供されます。

フォカッチャやトマトを練りこんだパンなど、全てが厨房での手作りだそうです。


その後、前菜が数品続きます。
一品目は、チキンの巻物

優しい味わいが口の中にじんわりと染み渡り、
これから始まる食事への期待感が高まります。


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ここで泡を飲みきった私に出してくれたのは、マルケ州の
土着品種ペコリーノの白でした。

水代わりに飲めそうなくらい軽快なワインで、ついぐいぐい飲んでしまいます。
料理の軽い味わいにもぴったりです。

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次は「カツオのたたき(ステファノ風)」。

たまねぎのペーストの上にカツオが載っており、ビネガーベースの
ソースがかかっています。

彩りにピンクペッパーが散らしてあります。
日本のカツオのたたきとは味わいが全く違いますが、美味しい。


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続いて、「鰆のローストとクスクスの付け合せ」、

ソースはサフランベースのものだそうです。
皮の焼き加減が絶妙な火入れです。


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もう1種類白のグラスワインを愉しんでから、今度は赤ワインが供されます。

シチリア島の火山の麓、といっても標高平均900mの畑で作られるエトナ・ロッソ、
作り手は、テヌータ・デッレ・テッレ・ネーレです。


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ピノノワールを思わせるような、とても明るいルピーですが、口に含むと
色合いに反して味わいはとてもしっかりしていて、ピノとは全く違う味わいです。

産地は標高が高いとはいえ緯度はかなり南の方なので、
降り注ぐ太陽をいっぱい浴びたブドウのパワーを感じます。


こういった、やや荒削りでパワフルなイタリアワインには、
私はいつも「天の恵み」を感じて、本当に素晴らしいと思います


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そして、プリモピアットは南イタリアの定番「イワシとレーズンと松の実のパスタ」

イワシのえぐみをレーズンの甘味と松の実の香ばしさが優しく包んで、
何とも言えない旨味があります。


美味しいです。そしてワインともバッチリ合います。
続いてリゾット


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ここまでで私の胃は既にパンパンでしたが、畳み掛けるように豪華なメインが・・・


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セコンドピアットは「佐賀牛のロースト赤ワインソース
言うまでも無く、堂々とした味わいのメインディッシュでした。


はじめに出されたパンを味わう余裕はほとんど無かったので持ち帰ることにして、
最後の皿「デザート」を愉しむことにします。

なんだか美味しそうなプレートでプリンかと思いましたが、
パイナップルのスライスを重ねてソースをかけたものでした。

お腹ははちきれそうでしたが(笑)、美味しかったので完食しました。


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こんな流れで、地元の食材を使った美味しい本格イタリアンと、
私も大好きなイタリアの土着品種系ワインを愉しむことができて、
非常に満足度の高い夕食となりました。


締めて、気になるお会計は1万円少々でした。

福岡という土地柄からするとやや高めの値段設定かもしれませんが、
内容を考えるとコストパフォーマンスは恐ろしく高いと思います。


5月20日発売の「ソワニエ」誌(FM福岡が発行するグルメ雑誌)にも、
こちらのお店の紹介が出ています。


ちょっとお洒落に食事を楽しみたい時とか気張ったデートの時などなど、
料理の味、合わせるワインのマリアージュ、そして夫妻のホスピタリティの
全てがおススメです。




福岡市中央区大手門3−1−12

092−738−0025



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posted by 煩悩爺 at 23:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 博多・ワインと美食 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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