2017年03月20日

2016 シャンパーニュ・ブルゴーニュ訪問記録 (その3・飲食)


<旅の大きな楽しみの一つは、現地で味わう現地の食>


連続でシャンパーニュ・メゾンやドメーヌの訪問記録をお届けしましたが、
旅の楽しみと言えば、やはり食事はかかせませんよね。

ということで、今回は食事について報告させていただきます。


まずフランスに到着した初日の夜のお話。

夕方到着したシャルルドゴール空港でフランス人のパートナーに
ピックアップしてもらい、車で直接シャンパーニュにアクセスしたので
それなりに遅い時間になりました。


ブジー村の宿に泊まったのですが、基本的に観光地ではないため
街中にも開いているレストランはほとんどありません。

で、ホテルから車で10分位のホテル併設のレストランで食事をとりました。

レストランの名前も忘れてしまいましたが、「軽いコース」のメニューはこちら。

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アミューズ、スープとメイン1品とのことだったので食べられるだろうと
思ったのですが・・・


まずは地元のシャンパーニュで無事の到着を乾杯。

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見たこともないエチケットだし、多分フランス国内だけで流通しているような
メゾンのものなんでしょう。

しっかり酸が立っていて、素朴だけどボディがしっかりしていて、
長旅に疲れた身体を癒してくれる味わいでした。

                <アミューズ>
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                   <スープ>
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アミューズからスープに行っただけでもう結構お腹がいっぱいです。

スープは、エスカルゴと野菜のシャンパーニュ煮込み、とか言ってました。
生クリームもたっぷり入っていて、かなりボリューミーなスープです。

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そこにフルサイズのカナル(鴨)のローストが来て。。。。

取り敢えず何とか半分以上は食べたのですが、更になんと
チーズが供され・・とどめを刺されました(笑)。

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そして予想通り、デザートが・・
これも美味しそうなんですが、こってり系(笑)

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申し訳ないですが、ほとんど手が付けられずに残しました。

日本人の胃袋はホント小さくてごめんなさい、という感じです。

    ===================

2日目は、シャンパーニュ南部の「コートデバール」の中心地バール市
のホテルに宿泊して、夕食はそのホテルのレストランで。


まずは前菜として頼んだオニオングラタンスープと共に、
とうとう「ロゼ・デ・リセ」を飲むことが出来ました〜。

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                   <オニオングラタンスープ>
IMG_7666.JPG

ただ、感想としては「ふむ、こんなもんか・・・」といったものでした。

この「肩透かし感」は、かつて飲んでみたくて仕方が無かった
ギリシャのワイン「アギオルギティコ」を初めて飲んだ時の肩透かし感と
非常に似ていました。思わすその時の情景が脳裏に浮かんだほど(笑)

むしろ、その後メインにオーダーした食事の方がインパクトありました。


当日のスペシャリテとしてセットメニューの一つに出ていた「アンドゥイエット」。
私は食べたことが無く、同行したフランス人のブルーノさんに
「これはなあに、どんな味?」と聞いたところ、「もつの腸詰」で
この地方の名物料理だ、というので、チャレンジャーの私は
オーダーしてみました。


出てきたものは何の変哲もなさそうな大き目のソーセージに、
おいしそうなブラウン系のソースがかかっていました。
ビジュアルは悪くありません

そして、ナイフで適度な大きさに切って口に入れると・・・・

IMG_7668.JPG



・・・それは、少なくとも私が今まで食べたことが無いものでした。

香りというか、臭気がすごくて本能的にこれはヤバイものを
口に入れてしまったと・・・
何と表現していいのか、これは多分、現地の人が鼻をつまんで食べる
「くさや」のようなものかもしれません。

海外の方にとっては、我々が食べる納豆だって吐きそうになるくらい
臭いものだと聞きます。

アンドゥイエットが好きな方がこの記事を読んでいたらごめんなさい。

でも、私には想定をはるかに超える代物でした。
かろうじて一口目は意を決して飲み込みましたが
もう二口目に行く勇気はなく、あとは付け合せのポテトだけを食べて
空腹を満たしました。

やはりオーソドックスなものを取れば良かった、とやや後悔しましたが、
それもまた旅の良い思い出です。

世界にはまだまだ知らない食べ物がたくさんあるんだということを
思い知りました(笑)

   =======================

そして、3日目の夜はブルゴーニュ・コートドールの中心都市ボーヌ市の
ホテルに宿泊。

よし、今日こそは美味しいブルゴーニュ料理を食べたいな、と思っていたところ・・・

フランス人パートナーのブルーノさんが、今日は豪勢にスシを食べよう
と言い出したため、フランス人の間でボーヌ市ではNo1と言われている
日本料理屋を訪問することになりました。

当然日本人の板さんが握り、日本人のお姉さんがサーヴしてくれますので、
落ち着くことこの上なしなのですが、遠くに来ている感覚はまるでなく、
寿司も普通に美味しかったです。

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ワインは、店のリストからサントーバンを選びました。
すっきりしていますがミネラル感が強めで寿司には結構合う感じでした。

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ワインを求めてブルゴーニュに行って寿司を食べてる日本人、なんて
あまりいないでしようね(笑)。。。。

ということで、その翌日はもうパリに出てパリ在住のワイン仲間と
飲みましたので、シャンパーニュ、ブルゴーニュ地方での食事は
どれもノーマルではない点でなかなか思い出深いものとなりました。


で、今回特に印象に残ったのは、どこで食べても朝食のクロワッサンが
非常に美味で安定感があったことです。

フランスに行くといつも感じますが、本当にパンが美味しいです。
翌朝、ボーヌのホテルの朝食のクロワッサンも美味しかったし。

IMG_7749.JPG


欲を言えば、もう少し現地のメジャーな料理を食べたいような気もしますが、
なかなか良い経験ができました。
これからも、失敗してもチャレンジを続けていこうと思います。


ということで、この後パリに行ったり、といろいろありましたが
今回のシャンパーニュ、ブルゴーニュ紀行は、ここでひとまず完了します。
長文失礼しました。


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posted by 煩悩爺 at 18:04| Comment(0) | TrackBack(0) | ワインと美食 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年03月19日

2016 シャンパーニュ・ブルゴーニュ訪問記録 (その2・ブルゴーニュ)


< 皆さま、すみません、バタついていたのでまたしばらく更新をしておりませんでした >

昨2016年11月に訪問した、シャンパーニュ、ブルゴーニュの紀行です。


シャンパーニュのメゾンを訪問した翌日は、宿泊したシャンパーニュ南端の
バール市を出てひたすら南下し、シャブリからブルゴーニュに入りました。

地図で見るとシャンパーニュとブルゴーニュは近いようにも感じますが、
シャンパーニュ南端のバールからブルゴーニュ北端のシャブリまで
車で高速道を飛ばしても1時間以上かかります。やはり結構遠いんですね。

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車窓からの風景の中にしばらくブドウ畑が見られなくなってしばらくすると、
またまたブドウ畑が広がり始め、シャブリの街中へと入っていきます。

シャブリでの訪問先は1か所だけ。
インテグリティで今までも少量を輸入していたドメーヌ・ベッソンです。


1.ドメーヌ・ベッソン

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こちらの特徴は、美人で有名な店主の娘さん・・・ではなくて(もちろんそれも重要ですが)、
シャブリの特急畑(グランクリュ)、一級畑の中でも良い位置にある畑を複数所有しており、
どの畑のブドウも高品質との評価があるところです。

非常に整然とした醸造施設も見せてもらいました。

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施設が整然としていると出来上がるワインもクリアな印象になるような
気になるのが不思議です。

実際に試飲してみたところ、1er以上はどれもシャブリとは思えないほどの
凝縮感とパワーを感じました。

特にグランクリュのレ・クロ1erのモンドミリュが素晴らしかったです。

          <実物は更に美しい当主のお嬢さん/ワインの説明も的確です>
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さて、ベッソンを後にして、またひたすら南下してディジョンの街のショッピングモールで昼食。
(それも、時間が無くデリでクロックムッシュとコーヒーだけ)

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そして、いよいよコートドニュイに入りました。
ニュイでは、まず北から二番目の村フィサンで目当てのドメーヌを訪問します。


2.ドメーヌ・ジョリエ (クロ・ド・ラ・ペリエール


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モノポール(単一所有畑)のクロ・ド・ラ・ペリエールという赤と白の
ワインを造っているドメーヌですが、古く12世紀にシトー派の修道士によって
開墾された畑で、建物はその当時のものです。

内部には数百年間使われてきた搾汁機が、まだ保存されています。

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19世紀に現在の当主家のものになり、さらに今の当主が親戚兄弟から
権利を買い取って完全所有にしたそうです。


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石造りのエントランスから砂利道の道を通って建物の前に到着すると、
建物の横にはブドウ畑が広大に広がっていました。

天候が小雨交じりで霧がかかっていたので、幻想的な眺めでした。

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畑には収穫されなかったブドウの房がまだたくさん残っていたので、
許可をいただいて、いくつか食べてみました。

生食用のブドウとはだいぶ違う味わいですが、美味しくて幸福な気分になりました。
種も噛んでみるとカリッとしていて香ばしく、いつか何かのワインの授業で
「完熟したブドウは種までおいしい」と習ったことが、まさに実感できました。

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こちらのクロ・ド・ラ・ペリエールは、何度かグランクリュへの昇格を申請
しているとのことで、18世紀ころまではジュブレシャンベルタンや
ヴォーヌロマネの特級畑と同格として扱われていた畑とのことでした。

試飲は、直近のヴィンテージから5年ほど遡る形式で各年のワインを
味わうことができました。
どれも素晴らしいものでしたが、私は2010年と2014年が特に良いように感じました。

このワインは本当に素晴らしく、インテグリティでもすでに輸入を開始しています。

フィサンという、ニュイにありながらあまりメジャーではないアベラシオンゆえ、
品質と価格のバランスが全く合っておらず(要するに激安ということです)、
本当に素晴らしく、お勧めのワインです。

ご興味のある方はインテグリティまでお問い合わせください。


ジョリエを後にしてから、数件の数件のドメーヌを訪問しましたが、
その間、有名な「グランクリュ街道」を走って素晴らしい畑を
見学させてもらいました。


               「シャンベルタン・クロ・ド・ベーズ

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                「シャンベルタン

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               「クロ・ド・ラ・ロシュ

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                「クロ・ブラン・ド・ヴージョ

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               「ヴージョ城

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そして極め付けの・・・

                    「ロマネ・コンティ

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晴れた日の写真はよく見かけるのですが、この日はあいにくの雨でかなり靄のかかった画像になりました。
帰国してからよく見てみたら、雰囲気があって良い画像でした。なかなか気に入りました!


               「ラ・グラン・ド・リュ

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ワイン好きとしては興奮しまくりの場所です。

グランクリュの畑は、畑全体から言葉では言い表せない「オーラ」
のようなものを感じます。

修道士の時代からの長い畑の歴史と、そこから造られるワインを取り巻く人間達が
今まで繰り広げてきた幾多のドラマ、それこそ「業」のようなものを
全て内包しているからなのでしょう。


興奮し過ぎて疲れました(笑)。

続きます。



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posted by 煩悩爺 at 17:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 旅行記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする