2013年12月23日

WSET Level3 Advanced 受験結果(および勉強法) 


10月20日に受験したWSETの結果の連絡がありました。 

何とか合格していました!  

数日前、まさにWSET前期クラスのワイン会忘年会があって、
その帰途メールチェックをしていたら、WSET事務局からメールが
届いており、試験結果について「合格」の連絡がロンドンから入った
とのことでした。 

通知書の現物を見ていないのでまだ半信半疑なのですが、
総合評価は「Pass with Distinction」(優良可でいうと、優)だった
とのこと。 

試験結果については2−3ヶ月後と聞いており年明けくらいかな
と思っていましたので、不意を突かれましたが嬉しかったです。 

このまま間髪を入れずに上位資格である「Diploma」に挑戦したい
と思います。

事務局からのメールの文面を見ると、1月から開講される
「Diploma」のOnline Distance learning コース」の申し込み期限が
迫っており、チャレンジする人はそちらに申し込んでください、とのこと。

エントリーするのであれば。年明けの1月6日までに、授業料などを
納付しなければならないようです。
それも、とりあえず納付する必要がある金額だけで約30万円です。

これにはテキスト代などは含まれていませんので、なんだかんだで
イニシャルコストは35万円程度になります。

(なお、この金額については、はじめ見たときは“うげっ”と思いましたが、
よくみてみると2年間にわたって詳細に組まれた毎週のカリキュラムやら、
それに対する指導なども含まれているので、日本のワインスクールよりも
安いと思います) 

どうも、そのタイミングの関係で合格者だけに早めにメールで案内を
送っているようでした。 

サラリーマンなもので、今後いろいろと環境の変化なども予定されている
のですが、迷わずエントリーすることにしました。

logo_details.gif

「Diploma」ホルダーや現在挑戦中の諸先輩方のブログなどを拝見すると、
今までのAdvancedの勉強法とDiplomaの勉強法は根本的にレベルが
違うようですが、Advanced 取得も決して簡単ではなく
ひとつのマイルストーンでもあるので、私がこの半年でどのように勉強したのか
ご報告しておきます。 

私も当初情報が無くて困りましたので、これからAdvanced を受験される方々に
少しでも参考にしていただければと思います。 

  ------------------------------------------------------------

まずは、4月から開始したJ-プレゼンスアカデミー(旧・JALアカデミー)
Advanced対策コースに参加して、だいたい隔週で行われる授業に通学しました。
(現在、このコースを受講するか、ロンドン本部のオンライン講座を受講することが
Advanced 取得の必須要件になっています) 

この授業の様子は過去のブログに書いた通りなのでご参照ください。 

私はクラスでも付いていくのがやっとで、出される宿題もなんとか“やっつけ”で
こなして提出するような状態でした。 

3ヶ月目くらいまでは「試験対策」がどこにも感じられないような授業スタイルだった
ので、だんだん不安になって先生に何度も聞いてみたり、ネットで情報を探したり
していました。 

WSETの試験に関する情報は本当に少なくて、通常の資格試験なら必ず
出回っている「過去問題集」とか「テキスト解説集」などは皆無です。

手元にあるのは、最初に配布されるテキストとスタディガイド、それと英文の資料が
数点だけでした。
調べても結局、どのような問題が出るのかといったこともいまひとつはっきり
わからない状態だったので、いろいろやってみて、最終的には以下の5つの方法で
知識を固めることに専念しました。 

@ JSA試験のレビュー (日本語) 

アカデミーデュヴァン(ADV)のテキストの復習とJSA教本のレビューを、
WSETのテキストとつき合わせてやりました。これで、かなり忘れていた
WE受験の際の知識の掘り起しを図りました。(JSA教本は最新のものを購入) 

英語ネイティブではない私にとって、原語のままでの大量の暗記は厳しいので。
また、日本語情報のレビューをしていく中で、ADVのステップ1のテキスト
基礎を押さえる意味では意外に使えることを発見しました。  


A キーワード集の作成
  
JSA試験の時の第一外国語は仏語でしたが、WSETは英語なので、
まずキーワードを押さえる必要があり、メモ用紙に英仏日のキーワードを羅列
させたものを作成、持ち歩いて暗記に努めました。 


B WSETテキストの写経(転記)
  
論述対策として、ともかくテキストとスタディガイドの主要項目を丸暗記すべく、
ノートにキーワードを抜き出しては要点を書き写しまくりました。

特にスタディガイドの例題と解答の転記は一番役に立ちました。
直前は、更に携帯用のメモ用紙にポイントを転記して暗記に努めました。
(もともと記憶力はダメなので、ホント苦労しました・・) 


C 地図の作成と暗記 

国ごとの白地図に産地名と土壌、主要生産品種などの特徴を記載した、
ひと目で地域の特徴が把握できるワインマップ」を作成して暗記に努めました。
(これはJSA受験の時にやって良かったので、WSET用にモディファイしました) 


D i-phone アプリ「WSET Test preparation and practice 
  over 800questions Level3」の活用
  
これはアプリ検索をしていて偶然発見したアプリで、オフラインでの練習が
可能です。
通勤時などの細切れ時間を利用してゲーム感覚で勉強できました
(マルチプル対策はこれだけしかやりませんでした)

ただし、たまに解答に間違いがあるので、疑問を感じたらアプリの解答を信用せず、
テキストで確認してください。
(知っている限り3問くらい明らかな解答設定ミスがありました) 

 ----------------------------------------------------------------

これらの勉強に加えて、授業の予習復習(実際は宿題を含め復習が
主だったので予習はほぼ手付かず)と、授業の後に先生に口頭(日本語)で
質問したり、メールで質問したりして疑問点をクリアにしていきました。

思えば随分しょうもない質問をしていたように思いますが、講師のA先生は
懇切丁寧に回答してくれましたし、宿題のレポートなどについても、提出すると
長文のコメントを書いて返してくれたり、とても熱心に指導してくれました。 

  ----------------------------------------------------------------

テイスティングについては、授業の最初の頃に配布される「模範解答例」と、
WSET Level3のテイスティングシート表現集の暗記に努めました。

そのうえで、直前1ヶ月の週末には、自宅で5本程度の「練習用ワイン」を並べて、
「模範解答例」に倣ったテイスティングシートを作成する練習を続けました。
(うちに遊びに来たワインの先輩まで練習に付き合わせてしまいました・笑) 

  ----------------------------------------------------------------

結構大変だったこれらの勉強ですが、「辛い」とか「苦しい」と感じたことは
一度も無く、勉強することで自分の中で知識が深まっていくのが実感できて、
とても楽しく勉強を続けることが出来ました

恐らくJSAの試験の時よりも勉強したと思います。 

強いて言うならば、試験対策をどうしてよいのかわからず暗中模索の状態
だった頃が少し苦しかったでしょうか。 


後になって振り返ってみると、WSETの勉強法は「資格を取るための付け焼刃
の勉強」ではなく「真に実力をつけるための勉強」で、それまで付け焼刃的な
勉強になれていた私にとって、4月から始まった授業そのものについても
当初違和感がありました。 

しかしながら、回を重ねるうちに徐々にWSETの意図が理解できてきて、
最初の頃の違和感は自分の意識レベルが低かったからだということが
判ってきました。 

その成果として、実感できたのが「海外のワイナリーやワイン関係者と英語で
ワインが語り合えるようになった」ことです。
(勿論まだほんの少しずつですが・笑)。 

試験の1ヶ月ほど前に、BB&Rのサイモン・フィールドMWが主宰した
ワイン会に参加した時に、供出されたワインについて細かく質問ができ
会話を続けることが出来ました。

また、その流れでその後シャンパーニュのメゾンを紹介してもらったり、
私の主宰するワイン会で供出するワインを選定してもらったり、ということにも
繋がりました。 

それから、先日シャンパーニュのメゾンを訪問した時も、今までよりも
だいぶ突っ込んだ話をメゾンの方々とすることが出来ました。 

WSETを受講したことによって、日本語だけのワインの世界にいた時に比べて
世界が劇的に広がりましたので、ワイン愛好家の方々全てにお勧めしたい
プログラムです。 

今後、Diploma挑戦を機に更に研鑽を続けて行きたいと思います。 

いろいろとご心配いただき、アトバイスをいただいり、練習にお付き合い
いただいた皆様には心から感謝しております。 

(また長文になってしまいました。最後までお読みいただき有り難うございました!) 


 ※ブログランキングに参加しています。
  この記事が役に立った、と思ったら
  下のバナーを”ポチッ”と押していただけると
  嬉しいです。押すだけで1票入ります。

   にほんブログ村 酒ブログ ワインへ

  にほんブログ村


posted by 煩悩爺 at 10:12| Comment(2) | TrackBack(0) | WSET | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
合格おめでとうございます。Pass w/Dはすごいですね!
Diplomaオンラインコースに申し込まれると、すぐにUnit 2が始まります。今後、東京APPでお会いする事もあると思いますが、よろしくお願いします!
Posted by travelerno1 at 2013年12月25日 08:19
travelerno1さま
コメント有り難うございます。お陰さまで一安心です。
早速オンラインコースにエントリーしました。
travelerno1さんのブログも拝見して様子がよくわかり、非常に感謝しております。
後を付いて行きますので、よろしくお願いいたします。
Posted by 煩悩爺 at 2013年12月26日 07:16
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック