2014年05月17日

南青山の隠れ家イタリアン「ドメニカ・ドーロ」で絶品グリルとワインの饗宴


少し前になってしまいましたが、GW後半は東京の自宅に戻って、
夜な夜なワイン友と飲み歩いておりましたので、そのご報告を。


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有り難いことに仲間たちが私の帰京に合わせて、
いろいろとセットしてくれるので、飲む機会には事欠きません。

帰京一日目にお邪魔したのは、外苑前と青山一丁目の間にある
イタリアン「ドメニカ・ドーロ」です。

まだ若いシェフと奥さんが切り盛りしており、店を開いてまだ1年程度の
お店ですが、既に人気店の仲間入りをしています。

シェフは、北イタリアのトレンティーノ州で修行されたとのことです。

こちらの店には何度かお邪魔していましたが、いずれも飲み会の帰りの
二次会などの利用ばかりで、夕方早い時間からちゃんと料理を味わうのは
初めてのことでした。

今回は、4人で3本持ち込みました。

まずは前菜の盛り合わせをオーダー。

これで2人前のポーションですが、4人で食べるのにちょうどいい量です。
それぞれちゃんと仕事がしてあって、どれもとても美味しい。


これに定番BB&RのUKCシャンパーニュを合わせて乾杯。


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そして、筍とクレソンのサラダ

筍とクレソンに温泉卵とパルミジャーノが添えられていて
あまり出会ったことの無い食感と味わいです。
美味しいです。


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次に、メカジキのグリル
これが絶品です。


何が素晴らしいかというと、火入れです。

直火ですから、焼きすぎず生過ぎない絶妙な火入れ加減は
なかなか難しいものですが、こちらの店はこれが絶妙で
口に入れた瞬間のかりっとした食感と噛みしめた時の
ジューシーさが共存していて、何とも言えず美味しいです。

素材の味わいを生かして主張しすぎないソースもまた良し。

白ワインは持ちこまなかったので、お店のセラーから
お勧めの白「ビアンケッロ ラ・リーぺ」、マルケ州の地ブドウ
「ビアンケッロ」100%を開けてもらいました。

さわやか、かつしっかりとした白ワインで、メカジキによく合います。


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桜海老のパスタ
これも絶品です。


鼻腔をくすぐる上質な海老の香り、程よいアルデンテの麺・・・
目をつぶると潮騒が聞こえてきそうです。

・・超幸せです。


この辺から、私の持ち込んだSilvio Grasso のバローロ 2005
と仲間の持ち込んだサンテミリオンGCの Ch.Destieux 97
両方開けて味の違いを楽しみながら食事を楽しみます。


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そして最後に、メインの豚のグリル

群馬産(確か・・)の豚をグリルしたもので一口サイズに
切り分けてもらいました。


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これもまたまた絶品で、素晴らしいです。

バルサミコをベースにしたと思われるソースとバローロの
凝縮感のある果実味が絶妙に合います。
ワインはソースの一部である」という言葉を再認識します。


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このSilvio Grassoはバローロの中でも最も先進的な手法を
取り入れているモダンな作り手で、力強いタンニンを持ちながらも
エレガントな飲み口。

クラシカル・バローロは抜栓後1日くらいしないと
こなれてこないものもある中で、これは抜栓後1時間くらいで
ちゃんと開いてくれました。

以上で料理はおしまいですが、ほぼお腹はパンパンで
デザートは無理と思いきや、ジェラートなら入るだろう、
といって、盛り合わせをオーダー。

いちごとキャラメルとゆずだったかな。


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このキャラメルのジェラートとサンテミリオンが
なかなかの取り合わせ。これは意外でした。
キャラメルの持つ「焦げ」のニュアンスが、
メルロのチョコレートやなめし皮といったアロマと
合うんでしょうね。


いや、美味しかったです。

青山通りから青山墓地の方に少し入った場所にあるので、
場所柄通りすがりの一見さんはほぼいないと思われ、
隠れ家感たっぷりの名店です。

こちらは料理教室もやっていますので、ご興味がある方は
行かれてみては如何でしょうか。




〒107-0062 東京都港区南青山2丁目14−20 B1F
TEL:03-6459-2713



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posted by 煩悩爺 at 14:34| Comment(0) | TrackBack(0) | ワインと美食 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年01月25日

アランロベール・トラディション1986マグナムを堪能@元麻布エクアトゥール


幻のシャンパーニュ「アランロベール・キュベ・メニル・トラディション1986マグナム」


先日また、滅多に予約の取れない元麻布「エクアトゥール」に行ってきました。

この日は、3か月前から席と共に押さえてあった「アランロベール」を
飲むのがメインの目的でした。 

この作り手について、ご存じない方のために少し解説しておくと、
17世紀にル・メニル村にたどり着いてブドウ栽培を行ったノルマン貴族の
血筋を引く人物で、完璧主義者であり、シャンパーニュ生産者中で
最も特異な存在の一人です。 

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シャルドネに特化したRM(=レコルタン・マニピュラン)として老舗中の
老舗であり、東京の超一流レストランでも、RMでありながらオンリスト
されているところが多いと聞きます。

大手メゾンなどのような広告宣伝とは全く無縁で地味な存在なのですが、
ロバートパーカーJrやシャンパーニュの大家たちがそのクオリティを
見落とすわけが無く、早くから玄人筋にはとても評価されていました。 

と同時に、生産量が少ないため手に入りにくいシャンパーニュの
代名詞にもなっています。 

彼は特に出来の良い年にしか作りませんが、トラディションというのは、
その中でも特に一番搾りの果汁のみを使ったものです。 
そして、彼はその後シャンパーニュ造りをやめてしまったのか、
1990年ビンテージが最後になっています。

まだ存命のはずなのですが、いろいろな憶測が飛ぶと共に彼の
シャンパーニュはますます幻のシャンパーニュとしての存在感を
高めていく状態になっています。 

以前初めてこちらのお店にお邪魔した時(この時もブログにアップ
しましたが)に、たまたま友人がシェフに聞いたらこの86トラディション・
マグナムが「入荷した」とのことだったので、すかさず予約しておいた、
という経緯で、我々は今回、奇跡的にこの幻のシャンパーニュを
味わうことが出来たのでした。 

今回の主役はシャンパーニュなので、お店にお願いするお料理は
少し軽めのコースにして、チェイサーではないですが、有志で
サポートのワインを数本持ち込みました。これらがまた凄かった・・ 

料理とワインを順不同で以下レポートします。 

<スターター> 
なんと、ドンペリニヨン・ロゼ1995!! 
一部の人達からは「ピンドン」と呼ばれて、イメージはあまり
よろしくないシャンパーニュですが、私は素晴らしいと思っていますし、
会の主役を務めることもできるレベルの逸品です。 

・・・持ってきた奴が会の趣旨を勘違いしたか、とも思いましたが、
幹事の持参ワインだったので、主役のアランロベールに敬意を
表して持参したのでしょう。 

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飴色とサーモンピンクの間のとても深い色合い。
赤系ベリーを中心とした複雑なアロマ。
それも時間の経過と共にどんどん複雑味が増していきます。

味わいは、ベリーのとてもチャーミングなアタックでとっつきが良いだけでなく、
その後じわじわと複雑味のある味わいが広がって行きます。
コートドールの名醸畑のPNみたいなニュアンスがバックに感じられます。

例えていうと、知り合った女性が「ただの若いギャル系かと思いきや、
よく話してみたら十分に成熟した美女だった」といったような印象です。

20年近く経っているというのに、十分に果実味が残っていて若々しい!
美味しいです。

こんなのをスターターに飲めるなんて超幸せです。 


料理も相変わらず素晴らしいものでした。 

アミューズは、百合根のピュレにバフンウニ

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<早くも主役登場>

もうこの辺から、アランロベール様を抜栓してもらいました。 
それぞれ、料理やチェイサー役のワインと共に楽しみます。
 
マグナムを6人で飲めるので、1杯目は通常のシャンパーニュグラス、
2杯目はより大きなブルゴーニュグラスで・・何という贅沢でしょう・・。

この28歳のアランロベールのアロマの第一印象は、
爽やかで雑味が全く感じられない端正なシャルドネそのもののアロマ。
初夏の早朝に、整然と植林されたヒノキ林の小径を歩いている
ような感覚でした。

具体的に最初に感じられたのは、白い花と洋梨、蜂蜜、微かに
ヘーゼルナッツと鉱物的なニュアンスでした。

これが時間の経過と共にどんどん複雑に変化して行き、
ブランドブランとは思えないようなパワフルなアロマに変化しました。

そして、長らくアロマを楽しんだ後、口に含んだ味わいは、・・・
“言葉が出ないくらい”素晴らしいものでした。 

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会に集ったメンバーも、皆しばし無言になってアランロベールと
向き合っていました。 
ブランドブランの特徴は残しつつも、もはや別モノに昇華したような、
高貴で神々しささえも感じられる深い味わい。

参加した友人の一人が「出口の無い深い森の中を彷徨っているような
長い余韻」とFBにアップしていましたが、まさにその通りで、
香りの第一印象だった「整然と植林された林」からいきなり深い原生林
(私のイメージは屋久島の原生林)の中に迷い込んでしまったような
複雑で神秘的な味わいと余韻でした。 


<これまた秀逸な料理の数々>

オードブルは、ホタテ、ズワイガニ、バジル、黒トリュフを重ねたもの。
火入れが絶妙だからだと思いますが、ホタテの歯ごたえの感触が素晴らしい。

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どうやったらこんな絶妙な味わいが出てくるんでしょうか・・。 


<オードブルの2皿目>
リードボーとオマール海老のポワレ 
ソースはオマール海老のミソから作ったもの。 

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<魚料理>
ほうれん草、的鯛のロースト、つぶ貝、独活(ウド)、コブみかん 
コブみかんは、タイ料理の「トムヤムクン」スープに入れるハーブです。
ややエスニックなニュアンスもあって絶妙な味わいでした。 

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<肉料理>
熊本産馬肉のロースト 
脂身が少ないくせに柔らかく、下手な牛肉など比べ物にならない旨み
がある肉でした。 

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白は、無名のオーストラリアのシャルドネながら、ついこの間遊びに行った
メンバーの一人が道端でふと入ったワイナリーのもので、
そのあまりにクリアな味わいに感激して買ってきたというもの。 

これはほんとに美味しくて、シャサーニュの結構良いつくり手のものと
遜色無いと思えるほどの味わいでした。 

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赤は、私が持ち込んだもので、ニュイサンの1er畑レショニョ2008で、
作り手はミュニュレ・ジブール
6年経っているとは思えないほどの
フレッシュな果実味をベースに、絶妙な酸とタンニンの完璧なバランスが
感じられたワインでした。 

<デザート>
写真撮り忘れてしまいましたが、これもまた紅茶のムースをベースとした
初めて味わう素晴らしいものでした。

デザートにあわせて最後に出されたワインは、なんと
Ch.ディケム1996 でした。
これも信じられないセレクトです。

皆どうしちゃったんでしょうか。



そんな、超贅沢な(お代も含め・笑)宴でしたが、一生のうちもう出会えない
かもしれないアランロベールを主役に、素晴らしい料理とワインと仲間に囲まれた
夢のような時間を過ごしました。

しばらくは節制する予定です(笑)。 


 エクアトゥール
 港区元麻布3−6−34 カーム元麻布2F 
 03-6447-2121



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posted by 煩悩爺 at 23:07| Comment(0) | TrackBack(0) | ワインと美食 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年01月14日

外苑前「ラコッコラ」驚愕のコスパ・美味イタリアンでワイン会


外苑前イタリアン la coccola ラコッコラ  


年末に持込ワイン会で利用させていただきました。 

クリスマスの翌日だったのですが、「1日遅れのクリスマス会」として
忘年会とクリスマス会を兼ねて、ADVとWSETの仲間に声をかけたら、
8人くらいが集まってくれました。 

こちらのお店、私は初めてお邪魔したのですが、はじめに総括してしまうと、
とんでもないコスパの店です。 

料理は美味しいし量は多いし、ワインの持ち込みをしても
お会計はビックリするくらい安いし・・この立地では有り得ないです。 

ロケーションは、地下鉄銀座線外苑前駅を出てベルコモンズの角から
外苑西通りを千駄ヶ谷方面に5分ほど歩いたラーメン屋の2階です。

初めて行くとわからずに通り過ぎてしまいそうな場所なので、
「ラーメン花月」を目指して行くのが良いでしょう。 

ドアを開けると、内装はシンプルですが清潔感があって好感が持てます。
「内装は凝っていないけど料理が美味しい店」と「内装はゴージャスだけど
料理は凡庸な店」でコストが同じくらいだったら、絶対に前者を取りますよね。 

店内は20人くらいが入れそうなオープンスペースと、6人くらいが
入れそうな個室スペースに分かれていて、オープンスベースの
厨房の横には大きなスクリーンが設置されています。 

たまたまお邪魔した日は日本のミュージシャンのVTRがかかっていましたが、
イタリアの歌手のVTRなど流したら最高のBGVになるでしょうね。

オーナーシェフは、ASOなどの都内有名イタリアンで修行した
園田さんという方で、すごく実直な印象の方でした。 

外苑前界隈にオフィスがある人にはランチも評判が良いらしく、
今回はしょっちゅうランチに来ているという常連の友人に予約をお願いして、
料理とワインの持込料込み込みでXXXX円、という激安料金で
お願いすることが出来ました。 

その料金では、せいぜい前菜、パスタ、デザートくらいだろうなあ、
と思っていたら、なんと前菜、料理3品、パスタ、デザートという構成の
コースで、量的には十分過ぎるほどでした。 

聞くところによると、こちらのお店ではもう少しコンパクトな量のコースに
3時間の飲み放題がついて5000円という、これもまた考えられない
セットがあるそうです。

料理はこんな感じでした。 

前菜 いきなりデザートが出てきたのか、と思うようなビジュアルの
甘くないクレープでした。シャンパーニュにとても合いました。 

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料理1 ソースの赤い色はビーツの色だそうです。 

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料理2 白身魚のグリルと渡り蟹のソース 

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料理3

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ボロネギとごぼうのパスタ 

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デザートの写真は撮り忘れました・・・ 


そして、持ち込んだワイン。 

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どの皿も基本的な味が良い上に、何かしらひとひねりがあって
美味しかったです。
すっかり気に入りました。 

そして、驚愕のコストパフォーマンス! 
そんなんでやっていけるの?と思わず言いそうになるくらいでしたが、
このお店は2010年に開業したとのことですから、結構ちゃんと
やっていけるようです。 

こういった良心的なお店は今後も通って応援したいと思います。 
お近くの方は是非ワイン会などでご利用いただければと思います。

外苑前 イタリアン la coccolaラ・コッコラ 
東京都渋谷区神宮前3-42-3 林ビル2F 
03-6804-5772





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