2013年12月15日

元麻布「エクアトゥール」閑静な住宅街の隠れ家で絶品フレンチと極上ワインの宴


別名「天国に一番近いレストラン」・・元麻布「エクアトゥール」 
予約の取れない超人気フレンチで極上ワインの宴 

もう少し前のことになってしまいましたが、WSETの受験前に
「ちょっとだけいいかな」ということで、少し贅沢をした記録です。 

予約がほとんど取れないことで有名なフレンチ「エクアトゥール
別名「天国に一番近いレストラン」の予約を、
ワイン仲間が数ヶ月前に取ってくれて、それこそ数ヶ月前から
楽しみにしていた訪問でした。 

なんといっても、このお店そもそも席数が少ないので一日で
受け付ける客数がかなり限定されている上に評判が評判を呼んで、
だいたい3ヶ月先までほぼ埋まっています

それに電話での予約を受け付けておらず、メールのみでの連絡
なので、本当に予約を取るのが至難の業という有名店です。 

場所は日比谷線の六本木駅からも大江戸線の麻布十番の駅からも
徒歩10分以上かかる住宅街のど真ん中。

元麻布と言えば超がつく高級住宅街てすが、このお店は
その閑静な一角のマンションの2階にあります。 

周辺はところどころに警備の警官が詰めているような環境で、
おそらく要人が住んでいるのかと思います。 

入口も、普通のマンションのドアの上に小さく屋号が貼られて
いるだけで、知らなかったらとても入る勇気は出ないような
エントランスです。 

そっけないマンションのドアを開けると、そこにはスタイリッシュで
不思議な空間がありました。 

基本のカウンターは実質6席のみのゆったりした配置で、
別に6人掛けの個室があるだけです。
 
フランスで修行した(かつ結構有名だった)シェフとマダムの
二人で切り盛りしているので、クオリティを保つには
このサイズが限界なんだそうです。 

私は初めてお邪魔したのですが、予約してくれた友人は既に
何度も訪問している「常連」さん。 

6人で9万円のコース(税、サービス料、ワインの持込料込、
何本持ち込んでもOK)というコースをお願いしました。
ひとり15000円ポッキリという設定で、金額だけ聞くと
ちょっと高いような気もしますが、料理をはじめとした
レストランが提供してくれる内容を考えると、とても
コストパフォーマンスの良いコースです。 

お料理は完全にお任せで、その日の仕入れによっても違うようです。 

苦手な食材を事前に伝えておくだけで、あとは当日
シェフのお任せの料理が出てくるスタイル。

今回はワインを全て持ち込みにして、3日くらい前に宅配便で
届けておいたので、ある程度ワインの色や産地も勘案して
料理をアレンジしてくれたかもしれません。

(持込コースは当然のことながら「マリアージュは期待しないで
ください」となっていますが、素晴らしいマリアージュでした) 

参加メンバーで事前にちょっといいものを持ち込もうね、と
示し合わせて持ち込んだワインのラインナップはこんな感じです。 

1.Salon 1999 
2.Jacquesson 2000 
3.Jacques Selosse Rose 
4.Comtes Lafon, Meursault – Chalmes (1er)1997 
5.Georges Roumie, Morey St Denis, Clos de la Bussiere (1er) 2006 
6.KRUG 1998 

aRIMG0341.jpg

壮観です
たまたま泡好きが数名いたため、素晴らしいシャンパーニュを
4本も堪能できました。

私は、なかなかここまで揃うワイン会に出たことがありません。

さて、お料理は・・・
まずはスターターのサロンと共にアミューズ。 
サロン1999は私が持ち込んだのですが、ちょっとまだ硬かったかな、
との印象でした。
勿論美味しかったですけどね。 

aIMG_2782.jpg


続いて前菜が2品続きます。こちらはサロンとジャクソンで。 

aIMG_2783.jpg

aIMG_2787.jpg

セロスのロゼがサーブされたと思ったら、今度はフォアグラのソテー
出てきました。 
ロゼシャンパーニュのチャーミングなベリーの香りがフォアグラに
妙に合います。 

aIMG_2793.jpg

魚料理は、オマールとつぶ貝でした。
あわせてムルソーのプルミエ。
こちらも素晴らしいマリアージュ。 

aRIMG0338.jpg

肉料理はでした。 
ルーミエの自宅裏の畑クロ・ド・ラ・ビュシエール
モノポールで稀少なモレサンドニ2007を私は初めて飲みました。
07と聞いてまだ早いような気がしましたが、味わってみると全然
そんなことは無く、少し熟成感も現れており素晴らしいワインでした。 
勿論マリアージュもバッチリでした。 

aIMG_2800.jpg

それぞれのお皿のポーションはさほど大きくないので、いつもほとんど
食べない私でも、デザートまでほとんど平らげることが出来ました。 

出てくる全ての皿が、見た目もアーティスティックなうえ、
味も単純ではなく、素材の持つそれぞれの味わいや香りが重なり合って
複雑なハーモニーを奏でているような料理です。 

世の中には、まだまだ知らない美味しい料理があるものだとあらためて
感じました。
これは、予約がなかなか出来ないというのも納得できます。 

最近はステマ(ステルスマーケティング)も一般的になっていて
「たべログ」さんとか「ぐるナビ」さんといったサイトの口コミもだんだん
あてにならなくなりましたが、こちらのレストランは本当に口コミどおりで
素晴らしいと思います。 

予約はメールでしか受け付けていないので、ご興味のある方は
是非トライしてみてください。 

エクアトゥール 
〒106−0046 東京都港区元麻布3−6−34 カーム元麻布2F 


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posted by 煩悩爺 at 23:57| Comment(0) | TrackBack(0) | ワインと美食 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年09月16日

四谷荒木町割烹「鈴なり」☆ たまにはワインを離れて日本酒で和食。でも最後はやっぱり・・


私は日本酒は飲めるのですが、あまり詳しくなく、いつも利き酒師の資格を
持っている友人のお勧め通りのものを飲んでいます。 

たまたま、和食でミシュランの星を取った四谷荒木町「鈴なり」さんに
お邪魔する機会があって、日本酒を堪能してきましたのでそのレポートを。 


荒木町は昔の青線地域で、政府公認の遊郭だった赤線地域だった
吉原とは異なり、自然発生的な花街として独特の文化が育まれた、とか。 

花街は、江戸期から明治昭和初期にかけての最先端文化の発信地のひとつ
だったとも言われていますので、荒木町にも、当時の粋な男衆が集まって
いたんでしょうね。 

確かに、荒木町の小路を歩いているとかなり妖しげです。

つい最近、知人に誘われたりして出入りする機会が増えてきましたが、
これまで都内の比較的近くに住んでいながら、ほとんど足を踏み入れた
ことが無かったエリアです。

今後もう少し深く探求してみたいと思っています

「鈴なり」さんは、四谷三丁目の駅から徒歩約5分ほど、いわゆる
外苑東通りから1本中に入った「荒木町」界隈の小路にあります。

間口はさほど広くなくてシックな外観、気をつけていないと通り過ぎて
しまいそうな地味な看板がかかっています。

中に入ると意外に広くて、4人がけのテーブル席が2席ほど、
それからカウンターが7席ほど。

店主の目がしっかり行き届く規模です。

店主の村田さんは、「なだ万」で13年も修行された方だそうです。

我々はカウンターに陣取って、店主をはじめ厨房の人たちの手際なども
鑑賞させていただきました。

プロフェッショナルな方々の包丁さばきは、芸術的でもあります。 


さて「鈴なり」さんでは、ワインの用意もあると聞いていましたが、
日本酒の品揃えも相当良いと聞き、それならば、たまには日本酒で
和食を食べるのも良いだろうと。

そういやここのところ「和食でワイン」が多かった気がします。 

まず、ビールでのどを潤してから先付を出していただきます。 

IMG_2665uni.jpg

ウニが出汁のジュレの上に載っていたようなものですが、これ、絶品でした。 

次に、お造り
銀杏、白海老とこのわたの和え物、煮たこ、その他
忘れましたが、たこがとても柔らかく煮てあって驚くと同時に感動の
歯ごたえでした。 

IMG_2666tsukuri.jpg

ここで、日本酒を出していただきます。 
なんとビックリ、ピンク色の日本酒です。
白瀑(しらたき)酒造 どピンク
昨年日本酒業界の話題をさらった、
という有名な秋田県の酒蔵だそうです。 

IMG_2668dopink.jpg

純米にごり酒なのですが、突然変異で発生した赤色清酒酵母」を
使用することによってこんなピンク色になるんだそうです。 
見た目と違って辛口のすっきりした味わいです。 

続いて、(確か)かにの茶碗蒸し。 
黒胡椒がかかっていて香味も高いです。 

IMG_2669kani.jpg

そして刺身
どれも小ぶりですが、新鮮さが十分に感じられるものです。 

IMG_2673sashimi.jpg


焼き物の1皿目は山形牛のイチボの炙り。 

IMG_2674ichibo.jpg


 焼き物の2皿目は黒むつでした。 

IMG_2676kuromutsu.jpg


煮物は、ハモ。餡と絡んで地味深い味わいです。 

IMG_2680wqn.jpg

日本酒は、会津若松 飛露喜(ひろき) 
そして、〆の食事とあわせて獺祭(だっさい)
〆に出てきたご飯は、
なんと豚のしょうが焼きを炊き込んだ炊き込みご飯で、
3皿目が出てくるくらいから端っこの方で土鍋でグツグツしていた
ものがご飯でした。

これも、ちょっとしたプレゼンテーションです。 

IMG_2682gohan.jpg


どれも料理の味を引き立てており、やはり和食には日本酒が
合うものだとあらためて感銘を受けました。 

デザートは、いわゆる抹茶アイスで、和食屋さんの定番ですね。
これにも技があったのかもしれませんが、私にはわかりませんでした。 


ということで、久しぶりにワインを飲まず、和食と日本酒を堪能しました。 
このコースが、6000円。
日本酒などを入れて出来上がりの会計が一人1万円くらいでしたから、
十分リーズナブルかと思います。 

非常に満足はしたものの、ワインを飲まずに帰れるかというと、
そんなことは無く、荒木町をそぞろ歩いてこれまた妖しげなワインバーに入って、
こんな凄いワインを飲ませてもらいました。 

IMG_2687wine1984.jpg

エチケット(ラベル)がカビだらけになっていて、よく判別できませんが、
これは
1984年のCh.オーブリオンです。 

そのワインバーの店主が、「ブショネで売り物にならないから、
ちょっと味わってみる?」と言って出してくれたもの。 

言われてみて、よく嗅いでみれば、微かにかびのような香りはあるものの、
私ごときのレベルでは、まだまだ全然若くてピチピチしているけど
適度に熟成もしているボルドーという印象で、味わいも十分美味しいものでした。 

そんなものが何となく出てきてしまうのも、かなり妖しいお店ですよね。 

荒木町恐るべし、との思いを抱きつつ、帰途に付いたのでした。 


 鈴なり 
 〒160−0007 東京都 新宿区 荒木町 7番地 清和荘1階 
 03−3350−1178 
 (日曜・祝日がお休みです。)



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posted by 煩悩爺 at 17:22| Comment(0) | TrackBack(0) | ワインと美食 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年09月08日

千駄ヶ谷の隠れ家ビストロ「あんふぉら」でブラインドテイスティングに興ずる


持込ブラインド会開催にぴったりのビストロ 「あんふぉら」 


JSAの試験を受けていた頃はあれほど疎ましく、いやだったブラインドテイスティング
(グラスに注がれた状態で出されたワインを、色や香り、味わいだけの情報から、
品種・生産国・生産年・場合によっては銘柄まで当てさせるもの) ですが、
試験が関係なくなるや否や、なぜか大好きになるワインマニアはたくさんいます。 

私もそのうちの一人で、だいたい毎月コンスタントに2−3回のブラインド会に参加
しています。 
しかし、これがまた、なかなか当てられるものではありません。

ニュージーランドのソーヴィニヨンブラン」やら「アルザスのゲヴェルツトラミネール
といったような当てやすい品種はまず出題されません。 

出題者は、あっさりと当てられてしまうと悔しいので、かなりひねったワイン
選んできますし、回答者側としては、ワインそのものの情報のみならず
出題者の人間性ワインの好み、過去の出題傾向なども含めて
裏の裏まで読んで回答をひねり出します。 

知った仲間同士でのブラインド会は、そういった意味では、ワインそのものを
純粋に楽しむというよりもポーカーゲームのような心理戦の様相になることもしばしばです。 

 IMG_2635wine.jpg  

そんな真剣勝負(?)のブラインドワイン会の舞台となるレストランで、唯一ほっとできる要素
は、なんといってもシェフが作ってくれる料理ですよね。 

しかしながら、ワインが持ち込めて、かつ食のレベルの高い店はなかなか少ないものです。 

したがって、つい同じ店でやりがちになるのですが、最近気に入って時々行っているお店がこちら。 


JR千駄ヶ谷駅から歩くこと5分ほど、どちらかというと住宅や事務所が並ぶ閑静な一角に
あんふぉら」さんがあります。

ここの料理はかなり美味しいです。 


ご夫婦でやっていて、奥様はロワールソムリエコンクールで優勝経験がある佐藤三奈さん
というソムリエールです。 
奥様は最近はお店に出ておらず、育児に専念されているそうで、お店の方はソムリエである
ご主人が切り盛りされています。 

持込料は1本2000円かかるのですが、アラカルトでも頼めるのでコスト的には結構安
上がります。 

この店の特徴は野菜にこだわっていることで、私は個人的にサラダにかかっている
ドレッシングがとても美味しいと思います。 

先日もこちらで、友人が主催する8人のブラインドテイスティング会に参加してきました。

 このメンバーでのブラインド会は、3ヶ月に1回くらいやっています。
メンバーは、皆さんマニアックな方々ばかり

出題ワインは冒頭の写真の通りで、この日のお題は確かこんな感じでした。 

1.シャンパーニュのセバージュ(品種とブレンド)を当てましょう  
 <正解> ピノムニエ100%  (Francoise Bedel / Entre Ciel et Terre/ NV) 

2.白ワイン(単一品種)の品種と生産国を当てましょう。   
 <正解> リースリング/ニュージーランド 

3.ブルゴーニュの白、村(3択)と生産年を当てましよう。 
 <正解> シャブリ 2008年 

4.ブルゴーニュの赤、村(3択)と生産年を当てましよう。 
 <正解> シャンポール・ミュジニー 2008年 

5.赤ワイン(単一品種)の品種と生産国を当てましょう。 
 <正解> ネッビオーロ(バローロ)/イタリア  

6.赤ワイン(ボルドーブレンド)のメイン品種と生産国を当てましょう。 
 <正解> カベルネ・ソーヴィニヨン/アメリカ 

7.シャンパーニュ(ミレジメ)のセバージュ(品種とブレンド)生産年を当てましょう  
 <正解> ブレンド(PNが多め)2002年 


 ・・いやー、難しかった。
それでも、バッチリ当てる人が何人かいるんですよね。

凄いと思います。
ちなみに私はほとんど当たりませんでした。 まだまだ修行が足りません。


さて、前段が長くなってしまいましたが、今回のテーマは「あんふぉら」さんの料理についてです。 
ブラインド会の際はコースでお願いしていますので、一通り写真を撮ってきました。 


まずはアミューズで、「ウナギのゼリー寄せ」
“にこごり”みたいで美味しかったです。 

  IMG_2626unagi.jpg 

 
次に前菜、パテやスープなどを楽しみます。 

  IMG_2627pate.jpg


 ウニを使った冷製パスタ、かなり細いカッペリーニです。 

             IMG_2630pasta.jpg


そしてメインの「鴨のロースト」。 
何度か食べていますが、この鴨は火入れの状態も絶妙でとても美味しいです。 
お肉のポーションも大きいので、お腹がいっぱいになります。 

             IMG_2631kamo.jpg    
  

最後にデザートとコーヒー・紅茶がつきます。 

私は夜は小食なので、残念ながら残してしまうことが多いのですが、
十分に手がかけられていることがわかる味わいです。 


  IMG_2633desert.jpg


このコースが、4000円です。
量的にはこれで十分かと思います。

ブラインドのワインを味わいながら回答を考える合間に、また正解が発表されて
ショックを受けている時に(笑)、その瞬間・瞬間で、出される料理が我々を癒してくれます。 

ブラインド会は楽しいですが、その楽しさを倍増させるにもその舞台(会場のレストラン)
選びは重要です。 

東京近郊にお住まいで、持ち込みブラインド会の会場を探しておられる方は、
一度こちらを検討されてみては如何でしょうか。(定休日は月曜日です) 

  野菜とワインの店「あんふぉら」
  渋谷区千駄ヶ谷1-13-15
  03-3405-0208


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