2014年08月03日

博多・西中洲のミシュラン星付き割烹「しらに田」で絶品日本料理とワインの饗宴


7月中旬、福岡で全国的にも有名な夏祭り「博多祇園山笠」が行われました。
その際、九州出身のワイン仲間を中心に数名の友人が私の慰問に来てくれましたので、
その時にお邪魔したお店のご報告などさせていただきます。

まずは、7月20日発売の「ミシュラン福岡・佐賀版」で、見事星一つを獲得した
日本料理のしらに田さんです。


もともと銀座で修行してから佐賀で店を出していたご主人が、
1年前くらいに西中洲に店を出したそヴです。

私は初めてでしたが、今回来てくれたワイン仲間がこちらのご主人と繋がりがあって
予約をしてくれました。

土曜のランチコースに私の用意したワインを持ち込んで、宴が始まります。

まずはシャンパーニュ・ローランペリエで乾杯。
突き出しは、当店のスペシャリテ「焼きごま豆腐」です。


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・・一口、口に入れた瞬間に外がカリッと中はクリーミーな絶妙な食感に、
まずノックアウトされました。

お味も勿論胡麻のコクがしっとりと感じられるもの。

シャンパーニュの泡とうまく絡み合って、スタートから既に至福の境地に
上ってしまいます。

次にいきなりお茶が出てきたかと思いましたが、「すっぽんのスープ」でした。


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口に含んだアタックがやや薄口かと思いきや、二口目にはしっかりと味が
感じられました。じっくりと滋味深く美味しいです。

続いて、「海老と獅子唐のなんとか・・」すみません・・名前を失念しましたが、
上に載っている緑色の“あん”がやたら美味しかったです。


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泡をもう一本持ち込んでいました。
エドシックのBRUTです。ローランペリエとはやっぱり大分違う味わいです。

しかし、シャンパーニュの懐の深さにはいつも本当に驚かされます。
どんな料理・食材でもやさしく包み込むような木目細かい泡、
料理の味を邪魔せず、それでもしっかり主張するベースワインの味わい・・・
銘柄やグレードごとに泡も味わいも全然違うとはいえ、シャンパーニュ全体としては
ちゃんと共通項があるように感じます。

続いての料理は「ハモの子供の卵じめ

はかなげな味わいと思いきや、しっかりコクがあって美味です。


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ハモ自体、私はあまり食べないのですが、ハモの子供ということで、
食感の中で骨の感触がほとんど無いことに気づきました。

骨が柔らかいんでしょうね。


次は、「冬瓜と鯨のコロ(脂身)の味噌仕立て
食べたことの無い味わいですが美味しい。

鯨のコロというのも初めて食べましたが、クセが無くするりと入ります。


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ここで、持込の白ワインを開けます。

自宅のセラーで寝かせていた宮崎都農ワイナリーのシャルドネ
(エステート)2011です。

これは、最近の日本ワインの中でも私のイチ押しの一本で
パワフルさと繊細さを兼ね備えた素晴らしいワインです。

私はこのワインを、時々ブラインド会等に持ち込むのですが、
ほとんどの人が日本のシャルドネとは気づきません。

予想通り、今日のこのしらに田さんの料理と宮崎のシャルドネは
素晴らしく合いました。


ヨコワ(マグロの幼魚)のお造り

こちらのお店は、本当に出してくる食材に拘りが感じられます。
私はこのお造りを「マグロです」と言って出されたら、
多分何も疑問を持たずに「このマグロ美味いね」と言って
食べてしまったと思いますが、確かにこれはマグロと似ているものの
ちょっと違います。
色合いは、赤身と中トロの間ですが、味わいはもっとあっさりしていました。


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供出される料理の流れをちゃんと考えていて、
前後の料理のつなぎの意味からもここで出すのは
濃厚な「マグロ」ではなく、あっさり目の「ヨコワ」なんですね。

お恥ずかしい話ですが、私は「ヨコワマグロ」なんて初めて知りました。
2キロから10キロ以下のマグロの幼魚のことをそう呼ぶそうで
春先から初夏にかけてが一番旬とのこと。

人生まだまだ知らないことがたくさんあって楽しいです。

さて、まだまだ料理は続きます。

次は「時知らずの焼きもの

ヨコワ刺身の後は、しゃけの焼き魚ときました。・・奥深いです。

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ここで持ち込みワインの最後の一本、新潟県岩の原ワイナリーの
「深雪花(みゆきばな)ロゼ」を抜栓します。

マスカットベーリーAで造られたロゼですが、甘い香りの割りに
酸が立っていてしっかり辛口、料理によく合います。

時シャケにも勿論よく合いました。幸せです。


そして次の料理は「アマダイとイチジクの揚げ出し

これがまた素晴らしい。出汁が絶品でした。


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そして〆に鯛茶漬け

胡麻ダレに漬け込まれた鯛の刺身とご飯が別々に供されて
自分で盛って食べます。


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ご飯はお櫃で出されますのでどんどんお代わりも出来ます。
この胡麻ダレが凄いです。

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味が濃いわけでもないのに、ご飯が何杯でもお代わりできて
しまいそうな深い味わいでノックアウトされました。

また、胡麻ダレとマスカットベーリーAが絶妙に合います。

まったく真っ昼間から至福の境地です。

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ミシュラン星付き」・・・さすがです。


そして、以上の料理にデザートもついて、なんとたったの5000円
(ワインの持込料は別途)

ランチとはいえ破格の価格設定です。これもまた驚きでした。


こちら「しらに田」さんは博多の老舗料亭街である西中洲の一角にあります。
まだ新しい隠れ家チックな飲食ビルの1階にあって、店内もシックな造りです。
ご主人もワイン好きでいらっしゃるそうですので、持込でなくても料理に合った
良いワインを出していただけると思います。
(グラスもちゃんとしたものを使っていました)

接待やデートでも十分舞台として活用出来るでしょう。
県外の方も、出張の際に立ち寄られては如何でしょうか。

訪問して損は無いお店だと思います。



〒810-0002 福岡県福岡市中央区西中洲3−20
092-725-7336


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posted by 煩悩爺 at 11:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 博多・ワインと美食 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年05月05日

博多・中洲の漁師料理「せいもん払い」 魚介と甲州ワインの絶妙なマリアージュ


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中州の名店で絶品の玄界灘の海の幸と
甲州ワイン「勝沼醸造アルガブランカ・クラレーザ」を堪能



私こと煩悩爺が福岡に転居・転勤したことは前回お伝えした通りで、
やはりサラリーマンの常で転勤前後のそれぞれ1ヶ月はもろもろの仕事に追われて、
他のことはなかなか手に付かない状況になっておりました。

哀しいかな日本のサラリーマン〜♪、といった感じですが、
GWを迎え漸く少し精神的にも余裕が出てきましたので
今後は、4月以降博多でお邪魔した名店のご報告もさせていただこうと思います。
(なお、単身なもので、GWは東京で過ごしております)

第一弾は、中洲の漁師料理の名店「せいもん払い」さんです。

こちらの店は、私が福岡に転勤が決まってから、
周囲の福岡勤務経験者や九州出身者の約10人くらいから
「良いから絶対に行け」と言われていたところです。
ということで、まずは行かねばならぬと4月半ばの土曜日に
お邪魔してきました。

平日でも予約を受け付けるのは開店する17時から18時30分まで、
また予約の時間に遅刻すると予約は取り消しになってしまう
との事前情報があって、なんて高ビ−な店だろう、と思いつつ、
既に19時を回っていたため予約はせずに、
並ぶ覚悟で地図を片手に向かいました。

ある方の情報によると、接待の時でさえお客さんも一緒に並んで
待ってくれるくらい博多では有名なお店とのこと。

店名の「せいもん払い」とは「誓文払い」と書く博多商人のお祭りを指し、
11月下旬に行われる共同大売出しのことなんだそうです。


地下鉄・福岡空港線でJR博多駅から2つ目の「中洲川端」駅で降り、
アーケード街を南に歩くこと約5分程度で到着。

店の前には大きな水槽があり、入り口には予想通り並ぶお客さんが
3組ほどいました。

まあ、3組くらいなら1時間くらいは覚悟しないといけないかも、
と覚悟を決めて並んだところ、なんと10分程度で中に案内されました。

席数が多いのと、19時過ぎくらいだと17時から飲んでいた人達が
店を出て行くようで、回転は良いみたいですね。

中に入ると意外に広く、我々は2階の掘り炬燵の部屋に案内されました。


メニューには目立つ字で「当店はお一人様5000円以上かかります
と書いてあります。

そりゃあ当然、この手のお店に来たらそれなりの支払いになることは
わかりますが、わからない人もいるんでしょうね。

確かに博多の飲み屋さんは、「2時間飲み放題付き3500円」というお店が
とても多いので、こちらの物価水準からしたら「高い店」なんでしょう。


さて、メニューを見ると美味しそうなものが並んでいます。

ドリンクのメニューを見たら、なんと、私の大好きな「勝沼醸造」さんの
「クラレーザ」がオンリストされているではありませんか! 

他にも種類は多くないものの、魚介に合いそうなシャンパーニュや
白ワインが載っていました。

こちらでは佐賀牛のメニューもあるからか、
赤ワインもそこそこのものが置いてあります。


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つまみは何を頼んで良いのかわからないので、とりあえず
一般的なものをお願いしました。


「刺身の盛り合わせ」

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これは、今まで私が食べたことのある刺身盛り合わせの中でも
トップクラスでした。

見たことの無い刺身や、今まで味わったことの無い食感・
歯ごたえの刺身など、驚きの連続です。

樽の掛け方の軽い甲州「クラレーザ」とは勿論バッチリの相性でした。
このワインは、醤油・わさび系のタレで食べるものにも絶妙に合います


「季節野菜と魚介のサラダ」

いわゆるオーソドックスなサラダですね。勿論美味しかったです。


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「てんぷら盛り合わせ」

見た目からはよく伝わらないのが残念ですが、
ネタの鮮度が段違いで素晴らしいです。


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この他にイカの刺身をお願いしたのですが、その日は海がシケて
イカの入荷が少なかったとのことで既に売り切れていました。残念! 
まあ、また機会はあるでしょう。


これでお支払いは15000円程度(2人)、コスパがとても良いとは言いませんが、
十分リーズナブルかと思います。

福岡に来て、魚介類の美味しさには驚くことが多かったのですが、
こちらのお店はまた別格に美味しいと感じました。

サービスは、事前情報から「高ビー」なものを予想していたのですが、
決してそんなことは無く、とても温かで気持ちの良いサービスでした


皆さんが「絶対に行け」と仰る意味がよくわかりました。
ご出張などで博多にお出での際には、訪問してみることをお勧めします。
ただし日曜は定休です。




福岡県福岡市博多区上川端町5-107 シャトー川端 1F

092-281-5700





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posted by 煩悩爺 at 13:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 博多・ワインと美食 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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